
Akiyuki Mori
Director | 理事
森聡之。1980年2月、長崎生まれ。
小学校と大学の延べ13年をアメリカで過ごし、資源管理の行き届いた水辺を体感。ルアーフィッシングを中心に、フライフィッシングや餌釣りまで、淡水海水問わず釣りを楽しんでいたが、趣味が高じて2009年より横浜で遊漁船業(Knot Enough)を開始。
遊漁船の船長として海に向き合い、すぐに持続可能性が非常に低い現状に危機感を抱く。2011年より自らの遊漁船利用者に対し、バッグリミット、サイズリミット、そしてリリースオンリーの期間等を設定する。
アメリカでは当たり前にあった、行政による資源管理や遊漁のレギュレーションと厳しい取り締まり、そしてライセンス制等が必要なのに欠如している現状を認識し、問題改善のために独学で資源管理の勉強を始めた。
2013年、茂木陽一氏に東京湾の現状とレギュレーションの必要性を話しに行き、その後茂木氏と一緒に水産資源関係のフォーラムや勉強会等に共に参加。知識を深めると共に現状打開に向け活動に力を注いでいく様になった。
昔は魚が良く釣れた・・・と言う、良く聞く話を未来の子供達にしないですむ様に、我々大人達に課せられた責任は大きい。
アメリカではストライプドバスが一時期危機的なまでに減少した後、厳しい資源管理によって見事に回復した例がある。昔は一時期釣れなくなったと言った話を米国滞在時に聞いたが、目の前に沢山居るストライプドバスを前に、にわかには信じ難い程だった。
大西洋クロマグロも絶滅危惧と言われた状態から短期間の厳しい管理で見事に回復している。それもこれも、資源回復のために並々ならぬ努力を重ねた方々のおかげである。水辺の様々な環境問題を他人事とせず、どの様な環境を未来の日本の子供達に遺すのかは、日本に住む我々大人達にかかっている。ACFでの活動を通じて、未来の子供達のために、そして我々自身のためにも釣りを通じて感じる様々な水辺の環境問題に取り組んで行きます。